木の家づくりにおいて調湿性能を持った断熱材が必須だと考えています。壁体内結露に起因する不朽・劣化から木の家を守る為に呼吸する断熱材を採用します。 寒い冬、外気温0℃ 室内温度20℃の場合を必ず壁体内において結露現象を起こしてしまいます。これは自然現象であり避ける事の出来ない事実です。温度 差により発生した湿気を一時的に断熱材が吸湿し湿気から木を守ります。日中陽が昇り屋根が照らされると、温められた小屋裏の空気は棟換気口を出口とする 気流が生まれます。その気流は外壁側通気層を上昇し吸湿した湿気を外に放出してくれます。この様な自然の力を利用して湿気から木を守れば永く住み継げる 事ができます。建物の気密性を上げるにはビニールを貼れば簡単ですが、壁体内結露による建物の劣化を招いてしまいます。また土に還らない素材(ビニール・ ウレタン・発砲スチロール等)で出来た断熱材は環境汚染の原因にもなり、万が一の火災発生時においては有毒な煙を発生させる原因にもなってしまいます。 当社では、呼吸性能を有する羊毛断熱材(枯渇しない無限の資源)もしくはセルロースファイバー(再生新聞紙=パルプ=循環資源)を採用しています。